米寿祝いの色を意識した特別な贈り物の選び方
世界一長寿の国とされている日本では、米寿や還暦等、長寿のお祝を行う機会が沢山あります。一口に長寿に祝いといっても、実はそれぞれに応じたお祝いのカラーもあり、伴った贈り物も存在しています。
まずは米寿の色を意識しよう
米寿のお祝いでまず覚えておきたいのは、金色や黄色、もしくは金茶色がお祝いの色だと言う事です。黄色は太陽を意味し、自然の恵みの色として正色に数えられています。元気に過ごしてほしい、太陽のようにいつまでも明るく照らしていてほしい、そんな意味を込めて選ぶ色です。伝統を重んじる方に贈るのならば、色を意識したちゃんちゃんこや座布団、扇子がぴったりでしょう。
勿論、日用品や他の衣類でも大丈夫です。贈る相手が生活雑貨好きなのであれば、黄色を基調とした小物を選びましょう。黄色や金茶色を意識した米寿の色でなら、相手にもお祝いの気持ちも伝わり喜んでいただけるはずです。
昔から続く変わった贈り物も
米寿とは米の字が八十八から出来ているため、米の祝いとも言われているのです。それにちなんで、昔はお米にちなんだ贈り物を選ぶ風習もありました。
例えば、お米農家の方には農作業の物や、純粋に高品質なお米を送る風潮もあるという事です。贈り物以外では、祝いの席に招待して祝っていた時代もありました。斗掻という穀物を器の縁の高さで平らにする棒を送ったり、火吹竹をプレゼントしたと言われています。その後は盛大に宴会を行った事から、思い出のお店に招待してプレゼントと料理を贈るのも良いですね。
昔の風習に習い、現代風のお祝いをするのも選択肢の一つです。大切なのは気持ちであり、それが食事でも贈り物でも、思いを込めた物であればきっと喜んでもらえるでしょう。
長寿祝いは、マナーや色を知っていれば様々な祝い方が出来るお祝い事です。相手に失礼の無いように、それでいて特別なプレゼントや場所を用意して、世界で一つだけの物を渡しましょう